連載|すこし、遠回りをしていくから
2024.10.14
vol.21 - とりとめのない話 -〈勝呂亮伍〉
川に挟まれた街で育ったからか「河川敷をひたすらに歩く」という行為がとても好きだ。
なにかあるたびに、何も起きえないたびに川を歩いている気がする。
先日、ふげん社から出ている吉江淳さんの『出口の町』という写真集を買った。
町の外れを流れる利根川と群馬は太田など、その周辺を撮影した写真集で、作家の住む町への視点と対象との距離の取り方などに魅力を感じ、毎日寝る前に見直している。
写真集といえば、撮影が入るたびに欲しかった写真集を買うことを何年か前からしていて、家に結構な数の写真集があり、そのどれもが大切で撮影の機会をくれた人たちにありがとうと思ってページを捲る。
いつかちゃんと紹介できたりしたら楽しいです。
あと、よくSNSで見かけるお洒落部屋の投稿にはほとんど物がなくて、本が1冊もなかったりするのだけど、本はあまり買わないのだろうか?と不思議に思っています。