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ぼくらのエンジン

春の風を切る。ペーパードライバー編集部員がときめいた“はじめて”のレンタルカート|NEW ANGLE vol.2

わたしたちの生活には、まだ見ぬトキメキがたくさん潜んでいる。少し視点を変えると、いつもの道でも新しいことに気付けたり。縁遠く感じていたことも、誘われてやってみると案外しっくりきたり。HATSUDO編集部が、日常から非日常までさまざまな体験を通してトキメキを発見する連載「NEW ANGLE」をお届けします。

INDEX

いつだって、“はじめて”は心が高鳴る

ペーパードライバーだけど、ゲームセンターのレースゲームは大好き。乗り物や運転との距離感は人それぞれだが、「たまにはちょっと遠くまで行ってみたい」と思ってしまうような春の陽気に誘われて、レンタルカートを体験してきた。

舞台は、東京都あきる野市にあるサーキット場「U-KART CIRCUIT」。想像よりガッチリしていて、なんだか速そうなカートの前に立つ。サーキットとはいえ、ゲームとはちがう感じだよね?そもそもまともな運転すらできないんじゃない?と不安がよぎりつつも、「免許なし・子どもでも乗れるから」というスタッフの言葉を信じ、ヘルメットを被る。

“想像以上”の初走行

サーキット場は1周400m。今回は最初に5分間のタイムトライアルでベストタイムを測り、その後12周の本番レースをすることに。多少心の準備をしていたはずなのに、いざサーキット場に入ると、漫画のように心臓が鳴りエンジン音をかき消していく。タイムトライアル、いざスタート!

長いように見えて、いざ走ってみるとものの3、40秒で1周回る。想像以上に、速い。

最初の数周は緊張感があったが、途中からはカーブでグイーーンと引っ張られる感覚が心地良くなってきた。楽しい。

走行中の「わ〜〜」という気の抜けた独り言は、エンジン音に溶け込み消えていく。自分だけの世界のようで、みんなで走っている連帯感もあり、不思議な感覚に包まれた。

春の風を切る決勝レース

このサーキットは、タイムに応じてグレードが決まり、グレードに応じて出せるスピードが決まるというシステム。さっきのタイムトライアルでは、みんな一番下のグレードだったが、グレードが1つ上がってさらにスピードを出せるメンバーもいた。日常では競争を好まないスタンスはちょっと側に置いて、「いっちょやったりますか」という気持ちになってくる。仲間となら、本気のレースも楽しそう。」

決勝レース、スタート。

曲がる少し前から外側を走り、カーブで内側に入るといいというアドバイスをもらったおかげで、どんどん上達してタイムも縮まり、いつの間にかアドレナリンが全開に!全員が上達したことで、抜いたり抜かされたりが度々起こり、かなりレースっぽくなってきた。楽しい!

控えめな青空と、鮮やかな紅白のガードレール、川の上を通る無機質な道路橋など、周りの景色を見る余裕も出てくる。

あっという間に最後の1周になり、春のやわらかい風を切りながらレース終了。

人生初の表彰台

なんと、レース終了後は表彰台でトロフィーを持たせてくれて、ラストにはシャンパンファイトならぬ炭酸水ファイトが用意されていた。恐らく人生ではじめて表彰台に上がったので、なかなか小っ恥ずかしいながらも、ノリノリで記念撮影してしまった。

穏やかな生活を大切にしながらも、偶然の出会いや新しい趣味、暮らし方をどこかで求めてしまうわたしたち。時には、行ったことのない場所に行って、はじめての経験をしてみると、ちょっとフレッシュな自分と出会えると感じた春の一日。

次は、どんな過ごし方をして新しいトキメキに出会おう。

 
 
 
 
 
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撮影協力:U-KART CIRCUIT

※7歳以上・身長120cm以上あれば子どものみで走行可能

CREDIT

photo:Hayato Watanabe

SHERE

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HATSUDO編集部 by ヤマハ発動機

“トキメキ”発動中

HATSUDO編集部 by ヤマハ発動機

わたしたちを素敵な未来へ導く"トキメキの発動"にフォーカスし、その原動力を探求、発信しています。


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