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ぼくらのエンジン

リアルな場で可能性を広げて欲しい!FREAK'S STORE落合輝の若者への思い

20代からファッション業界で活躍するFREAK’S STOREの落合輝さん。ヤマハ発動機の新型125ccバイク「XSR125」とのコラボレーションで掲げたコンセプト「ネオレトロ」とはどんなものなのか?彼が今も追い続けるアクティブなライフスタイルにある「トキメキ」について紐解いていく。

INDEX

デジタルネイティブ世代に届いて欲しい「ネオレトロ」な世界。

ヤマハ発動機とのコラボレーションはeBikeに続き2回目ですね。今回のXSR125とのコラボレーションはどんなものが生まれたのでしょうか。

前回のeBikeのコラボレーションはコロナ禍でフードデリバリーが盛り上がっていた背景から、架空のフードデリバリー会社のスタッフユニフォームを想定して作りました。配達スタッフが「ピンポンダッシュ」をするというストーリーはとても攻めた企画でしたが大好評で、XSR125のコラボレーションに繋がりました。

バイクでのコラボレーションはヤマハ発動機さんと行ったのが初めて。バイクを通してどうやればFREAK’S STOREらしさをアプローチできるだろうとワクワクしながら挑みました。僕は妄想することが好きで、仕事ではどんなことが若い子たちに刺さるのかを常に考えています。バイクとファッションの融合の可能性を非常に楽しめた企画でしたね。

XSR125のコンセプト「ネオレトロ」をどう活かそうと考えましたか。

「ネオレトロ」を誰に届けたいかと考えたときに、Z世代の若者に響いて欲しいと思いました。彼ら彼女たちはデジタルネイティブ世代でいろいろな情報に触れてきていて、昔の流行に抵抗がないように感じます。レトロ感があるけれど最新の技術を持つ「ネオレトロ」なクリエイティブもすんなりと受け入れてくれ、共感してくれるんじゃないかと、70〜90年代のアメリカンカジュアルを感じさせるデザインにしました。

コラボレーションしたファッションにはどのように「ネオレトロ」を落とし込みましたか。

バイクとのコラボレーションなので、スポーティーなイメージを意識しました。デザインは90年代のシルエットを意識しつつ、今っぽいリラックスできる着心地のよさがポイントです。

XSR125とコラボレーションした洋服でどんなところに出かけて欲しいですか。

みなさんそれぞれ自由に好きなところに行って欲しいです。バイクや洋服を買うときって、「この服を着て、バイクに乗って、こんなところに行きたいな」と想像すると思うんです。そういったワクワクするきっかけ作りを僕たちができればいいなと思っています。

90年代カルチャーが原点の落合さん。いまの若者に感じること。

コラボーレーションのコンセプトにもなった70〜90年代は落合さんにとってどんなものでしたか。

80~90年代は僕の青春時代で、ファッションや音楽など人生に影響を受けましたね。80年代のスケートボードカルチャーはファッション業界に入るきっかけにもなりました。僕にとってのアメリカンカルチャーの入り口であり、原点です。

コラボレーションでは80、90年代のアメリカンカルチャーを彷彿とさせる動画も制作。

若者にとって90年代の魅力ってどんなところにあると思いますか。

60年代から80年代はすごく偏りのあるカルチャーがたくさん生まれて、90年代以降はバランス良く融合されて一つのカルチャーとして進化した。若い子たちに受け入れられている理由は尖りすぎず、ちょっと力が抜けているようなバランスが新鮮なのかもしれません。

たしかに、古着や昔の音楽などを楽しむ若者が増えていますよね。

SNSを通して昭和の喫茶店や旧い車、音楽などに触れているので、昔のカルチャーに抵抗がない世代ですよね。メディアや雑誌でしか得られなかった情報が、いまではスマホで気軽に情報をつかむことができます。情報を得るのが大変だった僕らの時代からすると、ある意味ではうらやましいですよね。

今回のコラボレーションのような「レトロ」をテーマにしたものを10年前に出しても、若者はジェネレーションギャップを感じて「ダサい」と思ったかもしれません。でも今の若い人たちは、SNSが発達して時代を超えてカルチャーに触れることができる。Z世代は時代に対してボーダレスでフラットな視点を持っているのかもしれません。

 

若者のボーダレスでフラットな視点はカルチャーにも影響がありそうですね。

リバイバルの可能性がさらに増えてきそうですよね。ファッションやモーターサイクルはすでにありますが、食べ物や他のいろいろなジャンルで動きがありそうです。

アクティブなライフスタイルが可能性を広げていく

FREAK’S STOREとヤマハ発動機は「アクティブなライフスタイル」を若者に届けています。どんな魅力があると思いますか。

FREAK’S STOREは創業当時から洋服を通して生活体験者へアクティブなライフスタイルを提案してきました。僕はアクティブなライフスタイルの先に「体験する」や「出会い」という魅力があると思います。今回のコラボレーションをしたバイクもそうですが、外に出る楽しみの後押しができたら嬉しいですよね。

人生の先輩から若い世代へ、アクティブなライフスタイルから「トキメキ」を見つける方法を教えてください。

ライフスタイルの楽しみ方は若い世代の方が知っていると思いますよ。例えば、いまの若い世代のミュージシャンには天才がたくさんいると感じています。PCひとつで作曲もできるし、バンドのような音楽も一人で作れる。僕たちの世代と比べて、クリエイティブのレベルが本当に高いと思っています。あと、そういう人たちって昔の音楽に対してもすごくリスペクトを持っているんですよね。音楽だけじゃなく、ダンスやスポーツなどいろいろな業界でレベルの高い天才がたくさんいる。

要因としてはデジタルで情報が簡単に手にとりやすいというのがあると思う。だから、デジタルを駆使して、みんなそれぞれが自分らしく楽しめるトキメキをどんどん見つけて、アクティブに動いて欲しいですね。

SNSが誰でも使えるようになり、情報が溢れすぎているようにも思えます。

最終的にはリアルな場だと僕は思います。人に出会い、思いが伝わるのって大切じゃないですか。自由に身動きできて、自分の「好き」や「トキメキ」を探しやすい時代になったからこそ、リアルな場の出会いでの新しい可能性を大切にして欲しいですね。

「出会い」ってコミュニティに繋がっていて、いろんな可能性を秘めているはず。FREAK’S STOREはギャラリー「OPEN STUDIO」もあり、いろいろな人が集まり出会いがあります。ヤマハ発動機さんともこのギャラリーで出会い、コラボレーションが生まれました。若い世代には積極的に気になる場所に出かけて欲しいです。

落合さんもよく街に出るんですか。

もちろん。よく、気になる作家さんの個展に行きます。ネットで在廊時間を調べて作家さんがいる時間帯に会いにいきますよ。実際に会うことで作品のことも聞けるし、FREAK’S STOREのギャラリー「OPEN STUDIO」で展示しませんかという話にもなります。デジタルをうまく使って可能性を広げていくことは若い人は得意だと思うので、アクティブに活用して欲しいですよね。

時代を超えてあらゆる情報に触れ、自由に動き回ることができる若者に可能性を感じる落合さん。そんな彼だからこそ若者も共感する「ネオレトロ」なファッションを作り出せるのだろう。これから落合さんの作り出すファッションが、私たちにどんな「トキメキ」を与えてくれるのか楽しみだ。

ヤマハ発動機×FREAK’S STORE「XSR125」詳細はこちら

CREDIT

text&photo:Eri Miura

SHERE

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PROFILE

HATSUDO編集部 by ヤマハ発動機

“トキメキ”発動中

HATSUDO編集部 by ヤマハ発動機

わたしたちを素敵な未来へ導く"トキメキの発動"にフォーカスし、その原動力を探求、発信しています。


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