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奥能登国際芸術祭の開催地「珠洲」へ移住。未来は明るいと思える魅力的な地元のおばあちゃんたち

モデル

name:西海一紗

occupation:奥能登国際芸術祭広報・映像ディレクター

Instagram:@k_megane

 

着用

tops:FIRMUM

pants:KLOKE

shoes:New Balance

INDEX

今、トキメキが発動していることは?

昨年、東京から石川県の能登半島にある珠洲市に移住し、奥能登国際芸術祭の広報や、映像制作をしながら暮らしています。珠洲での暮らしは、本当にトキメキだらけです。

きっかけは、生活バランス。 “未開の地”へのトキメキと出会い

もともと東京で映像の仕事をしていていて、一つのものを作り上げることが好きなので、仕事自体に不満を抱えてた訳ではなかったです。でも、仕事98%暮らし2%の割合をどうにかしたいという気持ちが強くて、活動の環境を変えようと思ったことが移住のきっかけです。

前職の社長から珠洲で開催される奥能登国際芸術祭の話を聞いたことがあって、それがなんとなく頭に残っていて。移住先を調べるタイミングでふと思い出して調べてみると、なんかとても気になり出して。最涯(さいはて)感もすごいし「未開の地」な感じがして、いい意味で想像がつかなくて、ここはきっと行ってみないと分からない場所だろうなと、一番ワクワクしたんです。

その時にちょうど芸術祭の仕事の募集があり、面接で初めて珠洲を訪れました。もし違うと思ったら辞めることもできるし、まずは行ってみようという気持ちで行ったら、ビビビと来て。「あ、ここだ」という感覚がありました。その日泊まったゲストハウスの人が、夜ご飯はみんなで餃子を食べるからおいでよと声を掛けてくれて、その場を含めいろんな出会いや偶然が一つ一つ重なって、引っ越しました。

自分もこうなりたいと思えるおじいちゃんおばあちゃんたち

珠洲の暮らしでときめくことは、こういう風になりたいと思う、地元のおじいちゃんおばあちゃんが本当にたくさんいること。東京で暮らしていた時は、そこまで年上の人たちと関わる機会がなかったし、遠い未来に対して明るいイメージを持てなかったんです。でも、珠洲では知り合いのおばあちゃんの畑仕事を手伝ったり、ご飯食べに行くときはおもてなししてくれたり、そういう関わりがたくさんあるので、前向きなイメージを持てるようになりました。

珠洲のおじいちゃんおばあちゃんがこんなにも魅力的なのはなんでだろう?と考えてみると、クリエイティブな気持ちに前向きな人が多いからかなと思っています。畑仕事をやりながら自分で布団カバーをパッチワークで作っている人がいたり、年齢も育った環境も全然違うのに、このカルチャーの話が通じるんだと驚く場面が多々あったり。

新しいものを受け入れる力がすごくあるところも尊敬するし、魅力的なんです。これもなんでだろう?と仲間たちと話したことがあるのですが、珠洲がかつて海上交通で盛んだった時代、北前船の寄港地として栄えていたことも影響しているのではという話に行き着きました。知らない人が入って来ることが当たり前の環境だから、当時から培われてきたおもてなし精神もあるし、外の人や新しいことに対しての拒否反応みたいなのが全くなく、すごく自然に受け入れてくれるのかなと。

芸術祭期間中も、地元の人たちが毎日作品のそばにいて、作家さんはこういう思いで作ったなど説明することもあって、本当にすごいなと思いました。そういう地元のおじいちゃんおばあちゃんたちを見ていると、未来がめっちゃ明るいというか、自分もこうなりたいという気持ちにさせてくれるんです。

風景は変わる。 だから、今の珠洲をもっと写真で残したい

芸術祭の準備期間から1年半、写真を撮ることが大きなトキメキの一つでした。今年は大きな地震があり、今の珠洲はずっとあるわけじゃないんだと実感する機会も多かったです。時とともに風景は変わるし、今の珠洲をちゃんと写真で記録したいという思いで、会期中もたくさん写真を撮りました。それを芸術祭のSNSやウェブサイトに載せて、人に伝えることができて、それが今すごく楽しいです。

何より海と山が本当にいちいち綺麗で、忙しくて疲れた日でも、帰り道にこの風景を見たら、細かいことが気にならなくなるんです。移住して住んでる目線で、これからもっともっと写真を撮れたらいいなと思ってます。

芸術祭の仕事の他に、仲間たちと三人で「三連休film」という映像制作チームをしているのですが、私が住む能登半島にある古民家のプロモーションムービーを制作させてもらう機会がありました。珠洲に来る前に、音楽をつくっている元同僚のミュージックビデオを撮ったんですが、その映像を見て声をかけてもらったので、少しずつ映像の仕事にも繋げられています。

珠洲に来てから、芸術祭の仕事はもちろん、定期的に外でも自分の作りたい映像を作ることができていて、日々の暮らしもちゃんとできていて、今のバランスが結構好きです。周りの友達からお願いされる結婚式ムービーなど、大切な人たちのために使う時間も増えたし、全部ひっくるめて今の暮らしにときめいているので、まだまだ珠洲にいたいなと思っています。

これからやってみたいことは?

珠洲で1年半暮らして、やっとやりたいことが見えてきました。芸術祭には継続的に関わりたいですが、それだけじゃなくて、珠洲にゲストハウス兼、地元の子どもたちがカルチャーに触れられる拠点を作りたいなと思っています。

地元の子どもたちが「これ好きだな」って思えるものの幅を、少しでも珠洲の中に広げていけたらいいなと思っていて。駄菓子屋さんに変わった本なんかも並んでるようなセレクトショップを兼ねて、子どもたちが親しみを持って遊びにこれる場所をつくりたい。そして、車がなくても来やすいエリアにすることで、東京の友達がフラッと遊びに来れる場所にもしたいです。

まだまだ考え中ですが、店番をしてくれたらそこに泊まれるとか、店番をした日にはその人が売りたいものを売れるとか、たまには地元のおじいちゃんおばあちゃんも手伝ってよみたいな、いろんな人が関われる場所があったらいいなと思うんです。

「三連休」みたいな楽しさを日常的に作りたいので、今後実現に向けて動いていきたいなと思います。

SHERE

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PROFILE

HATSUDO編集部

“トキメキ”発動中

HATSUDO編集部

わたしたちを素敵な未来へ導く"トキメキの発動"にフォーカスし、その原動力を探求、発信しています。


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