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トキメキポスト

連載|すこし、遠回りをしていくから

vol.14 -ひとつの魔法-〈勝呂亮伍〉

花粉が大爆発していて、ほとんど外に出ることができずにいる。
10分でも外に出ると、くしゃみは止まらなくなり、鼻水は洪水のようになる。それでも我慢して外にいると、全身がむず痒くなってしまう。とても困ったさんである。

東京駅付近では千賀健史さん、安井仲治、中平卓馬、渋谷駅付近では深瀬昌久、植田正治など、他にもたくさんあるが、みておきたい展示がたくさんある。

今月は街を歩きながら写真を撮ることができないので、学生の頃に撮っていた写真たちを見返す。ほとんど見返さない写真たちのなかに、もう使わなくなってしまったオートハーフの写真たちをみつける。

とりあえず押せば撮れるので、旅行のときは必ず持ち歩いていたオートハーフ。
学生の頃はあまり好きじゃなかったけれど、いまの撮りたい写真たちの雰囲気に近いものを感じる。

当時はあまり気にも留めていない写真たちが時間を経ることによって、とても良いものに感じたりする。

これは写真のもつ、ひとつの魔法だと思う。

今年の夏、すこし長めの旅行に行く予定なので、そのときはオートハーフを使って記録してみようかと思う。
余裕があったらzineにしてみるのも楽かなと考えていたりする。

SHERE

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PROFILE

写真家

勝呂亮伍

1994年、神奈川県横浜市 生まれ。明治学院大学文学部芸術学科 卒業。第55回キヤノンフォトコンテスト アンダー30 ゴールド賞 受賞。 https://ryogosuguro.com/


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