「お酒がすすむね」がうれしくて。地元・台湾の味を、自分らしくふるまう
▼profile
name:ウー
occupation:料理人 / @8bit_textiledesign PR
Instagram:@woo_lesleywwu
▼outfit details
tops:AMERI VINTAGE
dress:M_
shoes:NIKE
2025.07.06

INDEX
Q1.トキメキが発動していることは?
最近は、アパレルのPRと台湾料理のケータリング、ふたつの仕事を行き来する日々が続いています。 イベントで料理を出す機会も増え、東京のクラフトビールのお店や、京都・名古屋のナチュラルワインショップとコラボすることもあります。メニューは台湾料理がベースですが、自分の好みでお酒に合うようアレンジしていて、「これ、お酒がすすむね」と言われるのがうれしいです。そんな言葉は、自信にもつながっている気がします。
仕事ではあるけれど、友達と一緒に飲んだり話したりする時間が、そのまま仕事になっているような感覚もあって。たぶん、人生で今がいちばん忙しいのですが、肩の力を抜いて楽しめていることが、なによりの幸せです。最近は「お酒が似合うね」と言ってもらえることも増えて、それが自分らしい褒め言葉として気に入っています。
アパレルの仕事では、台湾発のブランド〈8bit.t.d〉のPRや、日本でのブランディングを担当中。最近は他ブランドとのコラボ企画も増えてきました。服もごはんもジャンルは違うけれど、どちらも地元・台湾の“好き”を届けられることに、トキメキを感じています。
Q2.きっかけは?
料理の仕事を始めたのは、コロナ禍で台湾に帰れなかったとき、「台湾料理が食べたいな」と思って、趣味で作りはじめたのがきっかけでした。プロの料理人ではないけれど、自分の好きな味を追いかけているうちに、いつのまにかイベントで料理を頼まれるようになっていて。趣味が仕事になっていく流れを、自分でもちょっと面白く感じています。
アパレルPRの仕事も、たまたま台湾に帰省した際に訪れたイベントで、偶然再会した大学時代の同級生に声をかけてもらったのが始まりでした。その同級生が〈8bit.t.d〉のデザイナーで、「日本でブランドの活動を広げたいけど、日本語ができる人がいなくて」と相談され、日本でのPRやブランディングを担当するようになりました。
ふり返ると、転職を考えていた時期に一人でふらっと入った蔵前のお店でも、隣にいたスタッフさんから「うちで働かない?」と声をかけてもらい、そのまま採用が決まったことがありました。 たくさんのご縁が重なって、自然と今につながってきたように感じています。
Q3.これからやってみたいことは?
いつか、台湾料理のレシピ本を出したいと思っています。 台湾料理は、日本のラーメンと同じで正解がなく、お店ごとに味が違うのが魅力。だからこそ、自分の好みに合わせて、日本で暮らす自分ならではのアレンジを加えた台湾料理を紹介したいです。
今も少しずつレシピ提供のお仕事をいただいていますが、私が使っているのはすべて近所のスーパーで買える身近な食材ばかり。たとえば、台湾の甘い醤油がなくても、日本の醤油に砂糖を加えるだけで、近い味に仕上がります。特別なものがなくても「おいしい」と言ってもらえる料理を、ZINEではなく出版というかたちで、たくさんの人に届けたいです。
