新野尾七奈の「心も体も軽やかに。前向きな気持ちになれるもの」|トキメキが発動する10の瞬間
人生に大きな影響を与えた運命の瞬間から、日々の小さな幸せまで。トキメキが発動する10の瞬間を語る「10 MOMENT」。
今回の語り手は、透明感とポジティブなパワーで注目を集めるモデル、新野尾七奈さん。SNSやメディアを通じて同年代を中心に影響を与える彼女は、日々の中で感じる小さな幸せや感謝の気持ちを大切にし、それを前向きなエネルギーに変えていく達人。そんな彼女が「自然と心が軽やかになる」と語る、トキメキが発動する10の瞬間とは?
2024.11.29
INDEX
1.少女時代のライブ映像
憧れを力に、少女時代のような存在を目指して
小学3年生の頃から大好きな少女時代。朝支度してるときや、通勤中、ヘアメイク中、寝る前にもライブ映像をよく観ています。昔も今も、少女時代のライブ映像を観ると「私も頑張ろう!」というパワーや自信を与えてくれます。
少女時代のような存在になりたいという想いを胸に、高校生のときに思い切って芸能事務所のオーディションを受けてみました。当時、歌、ダンス、演技、モデルなどのレッスンやお仕事をしている中で、比較的スムーズにお仕事が進んだのがモデルでした。どんな分野でも、多くの人々にハッピーやパワーを届けたいという気持ちは変わりません。
少女時代がSNSを更新してくれると私自身も嬉しかったので、私も1日1回はSNSを更新しています。いつか、少女時代のように多くの人を元気付けられる存在になりたいので、演技のワークショップなど、積極的に新しいことに挑戦し、成長していきたいです。
2.自然の中にいるとき
優しい気持ちになれる。風を浴びながら自然の中で過ごすこと
自然豊かで空気が澄んだ場所に行くと、眠たくなってしまうくらい癒され、トキメキます。 海も山も大好きで、自転車に乗ることも好きなので、レンタルの自転車を借りて、風を浴びて軽やかな気持ちで山まで行って、ハイキングして、海を見て帰るみたいなことをすることがあります。
自然の中にいると、心が穏やかになり、人のことを考えながら優しい気持ちになれる気がします。先日、家族で訪れた城ヶ島も、そんな場所の一つです。子供の頃から何度も訪れている思い出深い場所ですが、大人になった今、また違った魅力を感じました。時間の流れがゆっくりと感じられ、心が安らぎます。
3.撮影でカメラが自分に向いているとき
「誰でもない自分」になれる瞬間と、「好き」と仕事がつながる瞬間
モデルの撮影中、現場で求められているものを汲み取って、誰でもない自分になれる瞬間がとても楽しいです。
印象に残っている撮影はいろいろありますが、アウトドア雑誌『ランドネ』の表紙撮影は、私にとって忘れられない経験でした。山歩き、ギョウザ、ビール。これら大好きなものが詰まった特集で表紙を飾ることができ、本当に幸せでしたね。
WurtSさんの「BORDER」のMV撮影も、私にとって大きな挑戦でした。アクションシーンは初めてで、撮影後には筋肉痛で階段を降りるのもやっとでしたが、アドレナリンが放出されるような高揚感を味わいました。運動やアクションを見るのもやるのも好きなので、これからもさまざまなことに挑戦していきたいです。
4.仕事終わりのビール
ときめく生活の一部。ビール片手にご褒美時間
仕事終わりのビールほどおいしいものはありません!一日頑張った自分へのご褒美だと感じるから、仕事もさらに好きになれるんです。
友人と飲むときはよりハッピーになりますし、一人で飲むときは癒される感じがします。ビールって、自律神経を整えてくれるんじゃないかと思うくらい。辛口が好みですが、最近はクラフトビールも楽しむようになりました。少し大人になったのかな?ビールを飲むと完全にオフモードになれるので、トキメキでありつつ、すっかり生活の一部です。
5.占い
前向きになれるサポート。コミュニケーションとしての占い
私の母の叔母が占い師で、幼い頃から占いは身近な存在で、悩んだ時にそっと背中を押してもらうことがありました。そんな背景もあって、私も友人の背中を押せるような存在になりたいと思い、19歳の頃にタロット占いを始め、最初の1年半は占いの先生のもとに通いながら学んでいました。
タロットを使う時は、未来を具体的に断定するのではなく、『こういう行動をすると良い結果につながるよ』というようなアドバイスを伝えることを大切にしています。占いが相手を縛ったりプレッシャーになったりするのは良くないと思うので、あくまで前向きなサポートとして友人や周囲の人たちのために占うことが多いですね。占いをすることで、場が盛り上がったり、ジェンガのようなコミュニケーションのひとつになったりするのも楽しいポイントです。
6.ピンクのもの収集
憧れが習慣に。直感的にときめくピンク
ピンクのものを集め始めたのは、小学4年生くらいの頃。少女時代のティファニーが『ピンクのものを集めてます』と言っているのを見て憧れたのがきっかけです。それで『私もピンクのものしか集めない!』って(笑)。
その影響で始めたことが、今ではすっかり習慣になっています。未だにピンクのものを見ると直感で「可愛い!」とときめいてしまうんです。文房具屋さんに行ったり、海外に行ったりすると、ピンクの可愛いものが売っていそうな場所を探して、「別にいらないじゃん」と言われそうなものでも、つい2つくらい買ってしまいます。
最近は、子供の頃に夢中になったようなキラキラしたかわいいものがまた流行っていますが、時代が一周して、むしろさらにハマっているかもしれません。
7.サウナ
心のモヤモヤが晴れ、前向きな気持ちになれる
普段から考え事をしていることが多いのですが、サウナに入っている間も、色々なことを考えます。日常の出来事を振り返ったり、未来について考えたり、サウナでじっくり考えを巡らせるうちに、心のモヤモヤが晴れて、前向きな気持ちになれるんです。次はこうしよう、私はめっちゃ頑張ってる!と、自分を認めてあげられる時間になっています。整った後には、愛に包まれているような感覚になるんです。
最近特に気に入ったサウナは、厚木の健康センターです。サウナはもちろん、漢方の湯や温泉など、心身ともにリフレッシュできました。
8.キレイな景色
思わず心が軽くなる。未来にワクワクできる景色
キレイな景色、とくに美しい海や夕日、月を見た瞬間、いつもトキメキを感じます。思わず「生きてて良かった!地球に生まれて幸せだ!」と叫びたくなるような瞬間です。友人からは「それ、毎回言ってるよね」と笑われるほどです(笑)。
こんな美しい地球に生まれたからには、思いっきり楽しもう!と自然に思えるんです。その瞬間、大切な人たちのことが浮かんで、「そばにいてくれることって本当にありがたいな」と改めて感じます。
果てしなく続く海や広い空を眺めていると、自分がいかに小さな存在かを実感します。でも、きっとこの景色を見ながら悩みつつも前に進もうとしている誰かがどこかにいるんだろうな、と思うと不思議と心が軽くなるんです。そして、未来に向けてわくわくした気持ちが湧いてきます。
9.家族と団欒してるとき
なんでもない時間が大切。家族はトキメキのベース
当たり前のようで当たり前じゃない瞬間。いつかはなくなってしまうかもしれないけど、家族との時間が幸せです。
家族はすごく仲良くて、私の何もかも知ってるんじゃないかと思います。仕事で悩んだ時にはその日中に相談することもありますし、考えてることとか結構なんでも言うかもしれません。逆に両親から「こういうことがあるんだけど、どう思う?」と聞かれることもあります。友達のような感覚で支え合っていますね。
特別何かをしているわけではなく、ただ3人でまったり話している時間が好きです。そういう時間が、私のトキメキのベースになっています。
10.親友といるとき
感謝と愛おしさが込み上げる、大切な存在
幼少期からの親友、学生時代の親友、社会人になってからの親友たち。私よりも私のことを分かってくれる友人たちのおかげで、良い選択ができていると感じます。
温泉やカフェ、居酒屋…どこにいても話が尽きません。ロンドンに留学中の親友とは、時差がありながらも毎日連絡を取り合っています。先日、家で一人お酒を飲んでいる時にその子からLINEが来て、久しぶりにじっくり会話ができました。「今こういうことがあって、こう思っているんだよね」と他愛もないことをビール片手に話していると、まるで居酒屋で話しているような気分でした。
2年前、その子が誕生日に祝ってくれたレストランに、最近別の親友を連れて行きました。その瞬間、目の前の友人への感謝と、遠く離れた親友への愛おしさが同時に込み上げてきました。友人との出会いに感謝し、この関係をこれからも大切にしていきたいです。
活動の原点から、日常のトキメキまで楽しそうに語ってくれた新野尾七奈さん。自然体でいながら、心の奥に宿るあたたかさと前向きなエネルギーが溢れ出し、それが周りの人々にもそっと伝わっていく。何度も「前向きになれる」と語る彼女の姿は、小さな幸せや感謝を見つけ、未来へ新たな一歩を踏み出したくなる気持ちを自然と導いてくれる。
モデル 新野尾七奈(しんのお・なな)
irving所属。2002年生まれ、神奈川県出身。ビューティー誌を中心にモデルとして、MV出演など幅広く活動中。幼い頃からモダンバレエやバドミントンに取り組み、ピラティスやサウナなどアクティブな趣味を持つ。特技はタロット占い。
Instagram:@nanagirl7