常識を覆される数々のカルチャーショック。経験をポジティブに捉える海外旅
モデル
name:中村憲人
occupation:会社員
instagram:@kent00tnek
着用
sunglasses:AKIRA
T-shirt:NISHIMOTO IS THE MOUTH
pants:Beams
shoes:asics
2024.08.07
INDEX
Q1. トキメキが発動していることは?
旅をすることです。特に、海外へ旅することが一番のトキメキです。
Q2. 旅をするようになったきっかけは?
高校時代に、学校の募集型プログラムでインドに1週間行ったことがきっかけです。それが人生で初めての海外だったのですが、インドはまだカースト制の名残が強く、物乞いで自分の身体を傷つけている人がいるなどの現状を知り、大きなカルチャーショックを受けました。“日本人としての常識”が覆され、もっといろんな世界を見ることで“グローバルな常識”を持てる人になりたいと思うようになり、大学時代には世界一周の旅に出ました。
Q3. 旅のトキメキポイントは?
カルチャーショックを受け、常識を覆されることです。海外へ旅をすると、日本ではあり得ないような刺激的な経験がたくさんできると思います。
エチオピアに行った際、現地民におすすめのレストランとして、裏路地の薄暗い雰囲気のお店に連れて行かれたことがあります。そこでパスタを食べたら全身が痺れた感覚になり、違和感を感じてすぐにホテルまで駆け込みました。あと5分長くいればどうなっていたか分からない危険な経験でしたが、金目のものを盗む方法で家族を支えているかもしれないと考えると、一概に「悪」とも思えないなと思いました。
高野秀行さんの著書『謎の独立国家ソマリランド』という本に衝撃を受け、実際に自分も足を運んだことがあります。ソマリアという無政府で内戦中の国の一部で、日本政府も危険度が最も高い「レベル4」に指定している独立国家なのですが、実際に行ってみると、カオス状態にあるはずなのにしっかり安全に生活しようとする様子に驚きました。
インドに行った際、レストランの水を、暑さ故にうっかり一気飲みしたときには、1週間で体重が12キロ減るほど危ない状態になったこともあります。旅で予期せぬ出来事はたくさんありますが、いざ帰国してみると、「辛かったけど日本ではできない経験ができた」という達成感を感じられます。ネガティブな経験も、全てポジティブに捉えられるのは、旅の醍醐味だと思います!
Q4. これからやってみたいことは?
来年中に彼女と一緒にインドに行きたいと思っています。彼女にも「日本の常識」がどれだけ「世界の非常識」であるかを、一緒に旅することで知ってもらえたらいいなと思います。
長期的には、いつかメキシコに別荘を持ちたいです。メキシコは、40カ国旅をした中で1番自分にとって幸せを感じられた国でした。人はフレンドリーで、すぐにアミーゴ(友達)もでき、気候・食事・文化など全てにおいて居心地が良かったんです。治安には懸念がありますが、頻繁に行くことで「メキシコの常識」も身につけていきたいです。