menu instagram Hatsudo
close
トキメキポスト

今月のイラスト

在りし日のこと『5月4日』〈髙田和寛〉

あの人を連れて生まれ故郷へ。

瀬戸内海と、ここから見る太平洋では、表情がまるで違うという平凡な話をした。

地球を満たす海は斑らに混じり合っていて、その色や香りさえも土地土地で変わるんだろう。

波打ち際まで歩く親子の背中と、波の静かな輝きを眺めた。その隣であなたは、砂浜を歩く白い犬を眺めている。

瞑想のような感覚で無心になる。特に会話はなく、何も生み出さないこの時間が豊かだと思った。

SHARE

instagram

PROFILE

イラストレーター

髙田和寛

1989年、福島県生まれ。拓殖大学 工業デザイン学科 卒業。イラストレーション青山塾 修了。TIS(東京イラストレーターズ・ソサエティ)会員。 主にアクリル絵具を使い、日常の中で通り過ぎていくような何気ない景色を描く。 誰かのいつかの心象風景と結びつき、記憶と想像が物語を連想させる作品制作を目指している。


新着記事

新着記事
『春の魔法』五嶋奈津美

『春の魔法』五嶋奈津美

『思い出のタイムカプセル』Kimura Hinami

『思い出のタイムカプセル』Kimura Hinami

『まわり道の収穫』五嶋奈津美

『まわり道の収穫』五嶋奈津美

『自分が思うままに』Kimura Hinami

『自分が思うままに』Kimura Hinami

『夜の街中が輝いている理由』アヤノアユ

『夜の街中が輝いている理由』アヤノアユ

『春を迎える』圓井誓太

『春を迎える』圓井誓太

TOP トキメキポスト 在りし日のこと『5月4日』〈髙田和寛〉