観客の気持ちが動く瞬間を間近で。体験型演劇“イマーシブシアター”で踊って演じること
モデル
name:Yumiho/小野祐実歩
occupation:ダンサー
Instagram:@yumiho___
着用
dress:dress SENSE OF PLACE
2024.02.28
INDEX
Q1.トキメキが発動していることは?
イマーシブシアターという、「観客が座ってステージを鑑賞する」のではなく、 「観客が自ら歩いて観て、物語の一部として参加する」体験型演劇の演者のお仕事です。
Q2.イマーシブシアターの演者を始めたきっかけは?
ダンスは3歳からずっと続けていますが、本格的にダンスをお仕事にしたのは昨年4月からです。
東京の大学を卒業後、お金を貯めてニューヨークに1年間留学していました。当初は語学留学のつもりでしたが、やっぱりダンスがしたいと思い半分はダンス留学に切り替えたのですが、延長するか迷っていた頃にコロナ禍に突入してしまって。一旦地元岡山に帰り、その時期にいろいろ考えて不安もあって、まずは1人で生きていく力を身につけたいと思ったんです。地元で1年半くらい働き、東京に来て2年弱は商社で働き、仕事と並行しながらダンスの活動をしていました。
でも、やっぱりダンス一本でやってみたいと思い、昨年の2月に退職を決めたタイミングで、ご縁があって出演することになりました。
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Q3.イマーシブシアターのトキメキポイントは?
今までは、ダンスを上手に踊れることや、自分が思っているような動きができた時にときめいていました。でも、イマーシブシアターのお仕事を始めてからは、お客さんの気持ちを動かせたことが分かった瞬間が、トキメキポイントになったなと感じます。
今まで趣味でやっていたようなステージでも、感想を言ってもらえると嬉しかったのですが、お仕事として出て、感動してもらえることの喜びは大きいです。ステージがない分お客さんとの距離が近いので、高まる表情を間近に感じられるんです。
私が参加している舞台は、一つの演目を長い期間上演しているのですが、少し季節性を入れ込んだり、1役に数人演者がいて組み合わせが違ったりするので、何回も足を運んでくださる方もいます。お客さんにとって、距離の近さはもちろん、そういったところもトキメキの一つになっているのかなと思います。
Q4.これからやってみたいことは?
今はがむしゃらに頑張って、6月に1つの舞台が終わるタイミングで一度立ち止まって、これからのことを考えていく予定です。
今の所、自らが踊ることはもちろん、教えたり、さまざまな現場を経験したりして、もっと活動の幅を広げていきたいなと思っています。一度ミュージックビデオにダンサーとして出演させてもらったことがあり、ノーカット1本撮りの作品だったのでプレッシャーはありましたが、みんなで必死に作品を作り上げるというすごく良い経験になりました。こういうお仕事も、もっとしていけると嬉しいです。
最終的には、作品を作る側になりたいです。イベントに作品を出すこともあって、作っている時は結構大変なんんですが、やっぱり出来上がった時は嬉しくて。作るには、自分が出演して感じることも必要だと思うので、出演する経験一つひとつを大切にしながら、徐々に振り付けや演出についてもしっかり学びたいと思います。