きっかけは仏像。昔の“発想”を知る寺社めぐりと御朱印集め
モデル
name:Risa
occupation:会社員
着用
dress:UNIQLO
scarf:LOEWE
shoes:NIKE x sacai
2024.01.31
INDEX
今、トキメキが発動していることは?
お寺や神社を巡ること、そして御朱印を集めることです。
きっかけは仏像。昔の“発想”を知るトキメキ
昔日本史の授業で「空也」という僧の像に衝撃を受けたことが始まりです。空也の口から六体の仏が出ているのですが、これは空也が「南無阿弥陀仏」と唱えるとその念仏が仏になる、という意味合いで表現されています。この考え方や表現自体にかなりパンチが効いていたので、最初は仏像に興味が沸きました。
仏像から入って、空也が建てた六波羅蜜寺というお寺に行ったり、資料集に出てくるお寺など、いろんなお寺に行くようになりました。高校時代、古文の授業が面白くて好きだったことを思い出し、その古文に出てくるお寺に足を運んだこともあります。
お寺や仏像のことを知ると、自然と昔のいろんな発想を知れるので面白いし、トキメキますね。事前に教科書レベルの情報だけ調べておいて、現地に行って詳しい説明を読むことが多いですが、たまにお坊さんや住職さんが教えてくれるところもあります。成り立ちや意味を知った状態でお寺にいると、不思議と一層パワーを感じるんです。
例えば、奈良にある薬師寺は天皇の妻の病気を治すために建てられたお寺です。大事な妻の病気を治すためにお寺を建てようという発想もスケールが大きいし、それが何百年も残ることもすごいことだと思います。私自身、家族が入院した時に薬師寺に行き、お参りしてお守りを買ったこともありますね。
散歩も楽しくなる“御朱印帳”
参拝の記録として御朱印も集めるようになり、気が付くと3冊目になりました。御朱印には、お寺ならお寺の名前、仏の名前、そして日付が書かれています。大胆で迫力があるもの、繊細な感じのもの、絵も書かれているものなど、各々個性があって面白いですね。
お寺や神社目的で出かけることもありますが、散歩中にふと出会うことも多いので、歩くのが楽しくなります。常に御朱印帳を持ち歩くのはハードルが高いと思われがちですが、御朱印帳がない場合は半紙に書いてくれるので、案外身軽に楽しめるんです。日本には巡りきれないほどお寺や神社があるので、この先もずっと長く続くと思います。
旅行自体も好きで、御朱印が旅の記録にもなります。家でバーっと広げて見ると圧巻ですし、ここ行ったなと思い出す時間もトキメキの一つです。
これからやってみたいことは?
仏像だけでなく西洋の彫刻も好きなので、今後いろいろ彫刻を見に行きたいなと思っています。ルーブル美術館、大英博物館、メトロポリタン美術館など海外の大きな美術館に行ったときも、彫刻に一番心惹かれました。
ただ、日本のお寺だけでも全然回りきれていないし、こちらにまでハマり始めたら大変なことになる気がするので……どうしようと思っています(笑)。