RPGのようなアドベンチャー。景色や人との偶然の出会いを楽しむバイク旅
モデル
name:Justin
occupation:コンポーザー
Instagram:@just.n.peace
着用
outer:FIRST DOWN
pants:LEVI’S
shoes:Adidas
2024.01.17
INDEX
今、トキメキが発動していることは?
バイク旅です。
8年前に日本に来て、40か41の都道府県をバイクで訪れました。昔からアニメやゲームなど日本のカルチャーが好きだったので、今ゲーム会社で音楽を作る仕事ができて、好きなバイク旅ができて、治安が良くてご飯がおいしい街に住めて、愛犬と散歩ができていることが幸せです。日本に来られてすごく良かったなと思っています。
偶然の出会いを楽しむ。RPGのようなアドベンチャー
バイク旅はRPGみたいなもので、アドベンチャー感が満載なんです。基本的にノープランで行き、行き着いた先でラーメンが食べたいな、この公園にも行ってみよう、疲れてたら温泉に入ろうみたいな、その場の感覚を大事にしています。大体は、今日どこに泊まるかも決めていませんし、眠いからここにもう一泊しようという日もあります。
前回北海道に行ったとき、道中の青森で急に見渡す限り全てが緑のグリーンロードという道に行きつきました。葉の緑があまりに鮮やかで元気で、その生命力に圧倒されました。走っているので写真も撮れないし、もしかしたら二度と見つけられないかもしれないけど、その日ときめいた素敵な記憶として残っています。
全国を旅していると、もちろんハプニングもあります。急な雨でシャワー後ぐらいびしょ濡れになってしまったこともありました。近くのキャンプ場に電話してみたら、「この雨の中バイクで来るなんて大変でしょ!」とオーナーさんが自分のログハウスに呼んでくださり、カレーまで作っていてくれたこともありました。サービスエリアで話すライダーさんもそうですが、旅先で出会う人たちがみんな本当にやさしくて、感動したことがたくさんありますね。
下道で景色の移り変わりを楽しむスタイル
バイクに乗ることに関して、自分の中にルールが二つあります。一つは、なるべくリスクを抑えること。ちゃんと高性能でいいブランドのギアを選び、ヘルメットや服などの面でも安全に気をつけています。
もう一つは、都内以外では基本的に高速道路を使わず下道で行くことです。速く走ることを楽しむスタイルの人もいますが、僕はスピードにあまりこだわっていません。山の奥まで行ったり、休憩しながら自然やその土地ならではのいろいろな景色を見て楽しむスタイルです。
日本は、海沿いでもすぐ山道に入れるような地形も多く、山と街の距離も近いし、それが繰り返し続いていることも素晴らしいと思います。アメリカの田舎では、何もない一本道が6時間続いたりすることも多々あるので、一人で遠くへ行かなかったんです。でも、日本は治安も良いし、景色の移り変わりが多くて楽しいですね。都心から1、2時間ですぐに大自然に行けるので、なんて幸せだろうと思います。奥多摩でコーヒー飲んで帰るだけでも良いですよね。ロングツーリングをしたときでも、体は疲れているけど心がめっちゃ癒されてると感じます。
これからやってみたいことは?
今は、スクウェア・エニックスというゲーム会社に所属してゲームの音楽やサウンドを作っていますが、将来的に劇場版アニメの音楽を作ってみたいです。
幼少期からアメリカでポケモンや遊戯王をやっていたし、スマブラ、鋼の錬金術師、ブリーチ、SONYのウォークマンなど、当たり前のように日本のカルチャーに触れて来ました。今も日本のカルチャーが大好きなので、叶えられると嬉しいです。アニメはドラマと結構違い、テンションとエモさをマックスにした盛り上がる音楽が必要なので、そういうサウンドを作れたらいいなと思ってます。