Tsugumiの「生活に欠かせない、生きていくための元気の源」|トキメキが発動する10の瞬間
人生に大きな影響を与えた運命の瞬間から、日々の小さな幸せまで。トキメキが発動する10の瞬間を語る「10 MOMENT」。
今回の語り手は、モデルとして数々の雑誌やショーに出演し、俳優としても活躍の場を広げるTsugumiさん。「日々ときめくものだらけ。好きなものについて話すと止まらない!」と熱量高く語ってくれた、彼女のトキメキが発動する10の瞬間とは?
2023.11.18
INDEX
1. ホラー映画
怖ければ怖いほどときめく。ホラーのお仕事がしたい!
映画全般好きなのですが特に熱が入っているのは、ホラー。ホラー映画は他のジャンルと別枠で楽しんでいます。いつも「更に怖い!」を追い求めていて、根本がビビりなので鑑賞中は怯えまくっていますが、見終わった後は怖ければ怖いほど嬉しいしトキメキます。仲のいいホラーオタクの方からはホラーマゾヒズムだねと言われることも(笑)。ホラー好きには、怖さに慣れてしまう人と、いくら見ても怖がれる人がいて、私は後者なのでよく羨ましがられます。
特に好きなホラー映画はジェームズ・ワン監督の『インシディアス』。霊媒師の話で、家に出てくる系なんですが、その出方が勢い任せではなくリアルで、ストーリーも面白い。同じ監督の『マリグナント 狂暴な悪夢』も好きですね。この映画は全ジャンルを網羅していて、バイオレンスや“戦う隠れる逃げる”もあるし、謎解き要素もあるので、よくこれを一本にまとめたな…と感動しました。
俳優のお仕事もしているので、ホラー映画に出演するのも夢です。熱量はとっても高いので、ホラー作品の話をする連載など、ホラーについて語るお仕事もしたいですね。今後も、更に怖さを追い求めていきたいなと思っています!
2. 作家・三津田信三 作品
自分に置き換えてしまう恐ろしさと面白さ
小さい頃から本の虫で、特に小中学生のときは帰り道でも歩きながら本を読んでいました。特に熱を持っていたのはホラー、ミステリー、サスペンス。特にホラー小説は読み漁り、一番好きな作家さんが三津田信三先生です。理由は、ダントツで怖いから。禍々しさや、厭な感覚がする小説は他にもあるのですが、ここまで心底怖いと思うのは三津田信三先生の本が一番だと思っています。
読んだ本の中で一番怖くて好きなのは『怪談のテープ起こし』。他の作品では歴史的な地域信仰や宗教などに基づいたものが多いですが、これは現代が描かれている短編集なのですごく読みやすいし、一番リアルに想像できるんです。例えばファミレスが舞台など、普段の生活で同じシチュエーションになることがあるので、今でも時々思い出しては怖がっています。生半可な気持ちで読むと日常生活に支障をきたしかねないので、お気をつけて……!
3. レースのお洋服
特別な気持ちにさせてくれる、繊細で美しいレース
服に目覚めたのは、古着を手に取るようになってからです。古着屋さんにはレースコーナーがあるところも多く、自然とそこに立ち止まるようになり、どんどんレースに惹かれて集めるようになりました。繊細で美しいレースを見ていると心が躍るし、着ているだけですごく特別な気持ちになれます。見ているだけでもときめくので、お気に入りのものはクローゼット外のラックに見えるようにかけることも。
特別な日にも着たいけど、普段のスタイリングにも取り入れたくて、ウェディングドレスのような全面レースのドレスを日常使いすることも多々ありますね。すごく繊細なので、ほつれたり千切れたりすることもありますが、自分で縫って直しながら着ていて愛着もあります。これからも、いろんなブランドのレースや、いろんな時代のレースを集めたいです!
4. カバ
泳ぐ足がたまらない!ずっと見ていたい愛おしさ
動物園、水族館に行くことがとても好きで、定期的に友達と回っています。特に好きな動物はカバとヤギとイルカとナマケモノ。その中でも最近特にときめいているのはカバです!全体のフォルムも愛おしいし、特に水中で泳いでいるときの足が可愛くてたまりません。北海道の旭山動物園に行った時、久々にカバを生で見てすごくテンションが上がり、更に熱量が高まりました。旭山動物園のカバの展示は2階構造になっていて、上の階では屋外にいる姿や泳いでいる姿、下の階では水中にいる姿を見ることができるので、思う存分いろんな角度から見つめましたね。
アメリカのCincinnati Zooという動物園で去年の8月に生まれたカバのFritzがとても好きで、毎日SNSで成長を見守っています。動きが本当に赤ちゃんで可愛らしく、いつか絶対に会いにいきたいです!Cincinnati ZooにはブラジルヤマアラシのRicoもいて、ブラジルヤマアラシは日本の動物園では見ることができないので、それも含めて今一番行きたい場所です。
5. アイドル
全部がトキメキだらけ。生きるための元気の源
物心がついた時から今までたくさんのアイドルを応援してきましたが、特にハマったのがBiSH。BiSHの音楽も、メンバーの個性も全部がトキメキだらけで大好きです。ライブに何度も足を運んで、本当に生きるための元気の源でした。
大ファンでもあり今は友人でもあるアユニ・Dさんは「僕の妹がこんなにかわいいわけがない担当」というキャッチフレーズの如く、末っ子キャラで可愛らしいのですが、パフォーマンスとなるとしなやかでキレがあってかっこいい。さらに、可愛い歌声と癖のあるかっこいい歌声を使い分ける。その才能と努力に感動して虜になりました。アーティスト活動の時の彼女が魅力的なのはもちろん、ライブMCやブログで発信される彼女の言葉は、すごくあたたかく人に寄り添う言葉ばかりで、これからもたくさん救われるんだろうなと思います。ずっと応援し続けたいです。
元欅坂46の平手友梨奈さんもすごく好きで、高校の文化祭で全員分の衣装を1人で作って欅坂の曲を踊ったことも。彼女もパフォーマンスと普段の姿にギャップがあり、妹キャラな方なので、私はこういう方に惹かれやすいんだと思います。最近は乃木坂46の五期生の中西アルノさんが気になっていています。既にライブに応募し始めていて、会ったらもっと好きになってしまうんだろうな……と思いながら沼に片足を踏み入れてます(笑)。
6. ライブ
その日ならではの愛おしい時間と、宝物の記憶
バンドやアイドルのライブ、お笑いライブにも足を運ぶことは、私の生活には欠かせないことです。最近も、大好きな銀杏BOYZのライブにコロナ禍ぶりに行きました。その日はチケット運があり最前列に行けて…狭いライブハウスだったので距離感と熱量に圧倒され、すごく嬉しくて、おしくらまんじゅうになって泣きながら聴いてました。ずっと手を伸ばしていたら峯田さんがハイタッチをしてくださって、ライブ後に自分の手のひらの写真を撮ったのをずっと覚えています。生きててよかったなあと思える宝物の記憶です。こういうことがあるのもライブの醍醐味ですね。
お笑いは特に空気階段、かが屋、中川家、オードリーが好きです。この前は空気階段の単独公演を見に行って、お腹がちぎれるぐらい笑って、それだけでは足りず後から配信も見て最高でした!ネタはもちろん、もぐらさんの異次元な体型も好きなので、いつかもぐらさんとかたまりさんの間に挟まって写真を撮りたいです。
音楽も芸人さんのライブも、やっぱりリアルならではの空気感があって、行くと毎回グッとくるし楽しいです。同じ日はもう二度と来ないからこそ、その時間がすごく愛おしく感じてトキメキますね
7. フィルムカメラ
写真は“好き”な気持ちが写るもの
写真を撮り始めたのは、中学生の時に実家に眠っていたフィルムカメラをもらったのがきっかけ。片っ端から好きな風景や好きな人たちを撮っていたら、思いの外上手く撮れたので楽しくなって、いろんなカメラを試し始めました。ちょっとしたお出かけには気軽に撮れるコンパクトなカメラ、たくさん撮りたい時にはハーフカメラ、天気のいい日に動物園に行くときは一眼など、5個くらいのカメラを使い分けています。質感の違いも楽しいので、行く場所や気分で決めることも。機能性よりは、見た目重視で選ぶことが多いです。特に近未来的でロボットみたいな面白いカメラにトキメキます。
特に好きなのは人を撮ること。写真には“好き”の気持ちがまるまる写ると思っているので、好きな人たちを撮ると、自然といい写真になっていてテンションが上がります。
8. ラジオ
日々を豊かにする手段。家事時間もときめくものに
普段の生活に欠かせない存在で、主に家事をしている時にずっとラジオを聴いています。ご飯を作るのも笑いながらできて、家事をときめく時間にできるのもいいんです。
特に大好きなのがオードリーのオールナイトニッポン。ラジオには珍しく、基本メールをあまり読まず、お二人がこの一週間であったことを話す形式で進むのですが、それが本当に面白い。お二人の話の雰囲気も好きだし、同級生ならではの変なノリみたいなのも聴いていて楽しいし、若林さんがリスナーを置いてかないし……私の生活を確実に豊かにしてくださっています。今度オールナイトニッポン in 東京ドームのイベントがあるのですが、一次抽選で外れてしまったので、次にかけたいと思います!当たりますように……。
他にも有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMERもよく聴いています。有吉さんの毒舌にゲストがタジタジになっているのがめちゃくちゃ面白いです。周りにもラジオリスナーの方がたくさんいらっしゃって、この回が面白かったよ〜と共有し合うのも楽しいですね。
9. なかやまきんに君
チェキ会希望!笑いと元気をもらえる推し
なかやまきんに君にハマったのも、実はラジオがきっかけ。三四郎のオールナイトニッポン0で、きんに君がゲストの“きんに君回”が毎年あるのですが、本当に毎回内容がない!ただふざけてる!!それに、とても元気が出るのです。落ち込んだ時は聞き直してます。
YouTubeでは、大会後にコメダ珈琲に行ってシロノワールを食べる動画が特にお気に入り。よく野外で動画を撮ってるので、真面目に話しているのにカラスが通ったり、5時の鐘が鳴るといきなり反応したりするところも面白くて(笑)。
最近はCMにもよく出演されているので、街中で見かけるだけでも元気をもらえるしときめいてます。グッズを集めたり、看板の写真を撮りに行ったり、もはや推しの感覚ですね。どうしてもきんに君にチェキ会をやって欲しくて、X(旧Twitter)で毎月「チェキ会をひらいてください」と投稿しているのですが、実現していないので……いつか一緒にチェキを撮りたいです。
10. 動物モチーフのファッションアイテム
大好きな動物をそばに感じるトキメキグッズ
古着屋さんをたくさん巡って、動物モチーフのアイテムを集めています。元々動物が大好きなので、動物プリントのお洋服があると思わず目がいってしまうし、アクセサリーや時計も見つけると反射的に手にとってしまいます。
特にお気に入りの古着屋は、「川」と「nitako」。「川」は普段からよくお洋服を買うのですが、イルカモチーフのものを仕入れていることが多く、SNSで気になるものを見つけ次第すぐに足を運びます。「nitako」は動物モチーフのものがたくさんあるので、行くとある意味忙しいです。ここで買った猫柄のブランケットは家の壁に飾っているし、犬柄のバッグは、持つと連れて歩いているような感覚ですね。
動物モチーフのアイテムは、動物と一緒にいるような感じがして気持ち的にも上がるし、デザインとしてもトキメキが詰まっています!
1から10のトキメキを余すことなく、高い熱量で語ってくれたTsugumiさん。自分の温度をあげるきっかけは、実はいろいろな場所に散らばっているのかもしれない。自ら足を運び、体験し、どんどん自分の感覚にしているTsugumiさんを見ていると、“好き”との距離をもっと縮めたくなる。
モデル・俳優
Tsugumi
2016年、高校在学中よりモデル活動を始める。数々のファッション雑誌、ブランドのショーやLOOKBOOK、広告に出演。2019年にはパリコレクションにも出演。趣味は本、映画、歌、写真、服、ホラー。現在は俳優としても、活躍の場を広げている。
Instagram:@tsugumi_jp