暮らすように旅してみたい。街の空気感を楽しむ、憧れのアパルトマン滞在
モデル
name:miho takahashi
occupation:美容師
Instagram:@takyadayo
着用
dress:vintage (パリで購入)
2023.10.18
INDEX
今、トキメキが発動していることは?
8月にパリとロンドンへ旅行に行き、そこで過ごした1週間は日々トキメキだらけでした。
暮らすように旅をしてみたい。憧れのアパルトマンへ
フランス映画が好きでよく観ていたので、現地の人の暮らしに近いアパルトマンに泊まってみたいとずっと憧れていたんです。今回それを叶えることができて、忘れられない時間になりました。
アパルトマンのポストに入れてある鍵で中に入ると、綺麗なんですけど作りは古いので、エレベーターではなく赤い絨毯の螺旋階段があって序盤からキュンとしました。
部屋の扉も大丈夫かな?と思うほど古かったり、暑い中歩き回ってくたくたで帰ったらエアコンがなかったり。少し不便だけど、それすら味に思えるほど空間の一つ一つが可愛くて本当に幸せでした。
窓を開けたら、網戸もないので向かいの家の生活が少し見えることも面白くて。日が長く19時でも空が明るかったので、窓際のソファーで暫くぼーっとしたり。暮らすように旅してみたいとずっと思っていたので、叶えられたなぁと胸がいっぱいでした。
目的地なく歩いて見つけた グッとくる街のスタイル
19、20歳のころ、美容学校の研修旅行で1度パリに行ったことがあり、当時はみんなで行動するので美術館などの目的地があって何かを見るということが中心でした。それも楽しかった記憶がありますが、今回は美術館にも行かず、エッフェル塔も遠くからしか見ていなくて…目的地なくひたすら歩いて、街並みや人の空気感を楽しみましたね。
ロンドンの人は、トレンドが見えるようなファッションや髪型で、それもすごく良かったです。一方でパリの人は、流行りを気にせず、多分この人は長年このファッションで変わっていないんだろうなという人が多くて。ラフで着飾っていないけど、それぞれのスタイルがある感じが、すごく魅力的で好きです。
今年の春に『それでも私は生きていく』というフランス映画を観たのですが、帰りの飛行機でもたまたま放送していたんです。日常を写すような映画なので、街並みも家も自分が見たものと近くて、うわ〜っ!と感動しました。元々好きな映画でしたが更に好きになったし、この辺を歩いてたんじゃない?と、改めて旅のトキメキや思い出を握りしめました。住むまでは行かなくても、旅行で毎年行けたらいいなと思います!
これからやってみたいことは?
東京の美容学校で一緒だった友人と、お店を出したいです。そのためにも、今住んでいる大阪だけではなく、最近は東京と行き来しながら二拠点で美容師をしています。
私は地元が山形なんですが、美容学校で2年間東京に来て、就活では東京で今の会社に入りたくて面接を受けました。残念ながら落ちてしまったのですが、大阪店も面接があるからどう?と声をかけていただいて。それまで大阪に行くなんて考えたこともなかったのですが、どうしてもその会社に入りたくて受けてみたら受かり、そこから大阪で働いています。
副店長を経験したり、お客様を含めいろんな人に出会えてすごく楽しかったので、東京に行きたいという欲もいつの間にか無くなっていました。でも、30歳手前で色々落ち着いてきたけどこのままでいいのかな?と自分と向き合ったときに、やっぱり何か動き出したいなと思ったんです。
今は人数が多いサロンで働いていて、今の会社もメンバーも大好きなんですけど、将来的に続けるならもう少しギュッとミニマムな感じでやってみたくて。自分でお店を出したいと思うようになったので、友人に話してみました。
その友人は、美容学校時代から趣味も気持ちの面でも合って、いろいろなことを共有できる存在です。当時からいつか一緒にやりたいと漠然とした夢として話していましたが、いざこの歳でリアルに話してみたら、相手も「一緒にしよう!」と同じ気持ちでいてくれて…その時にすごくワクワクしたので、「じゃあ東京に行こう!」と決断しました。
大阪での安定した生活を手放すことに少し不安はありますが、なんとかなるだろうなという気持ちで、楽しみながら頑張ろうと思います!