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初めての始まり。

やらない後悔はしたくない!小西桜子が今、ときめきを感じるもの

本秋公開の映画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』(2023年10月27日公開)のヒロインに抜擢されるなど、躍進を遂げる注目の俳優・小西桜子。そんな彼女が時間と我を忘れて没頭するものとは。プライベートに迫る。

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忙しない日々の中でも、好きなことには時間を忘れて没頭

小西さんといえば、SNSでセルフポートレート「近影まとめ」や水彩画など、プライベートな一面も発信されていますよね。

イラストを描いたり画像をコラージュしたりするのが昔から好きで、よく投稿していますね。

最近は趣味の時間を作るのも大変じゃないでしょうか。

そんなことないですよ。眠れない日の夜に絵を描くことも多いです。最近あるお仕事で「撮ったチェキをデコレーションして出してください」って言われていたことがあって。こういうのは好きだし、明日も仕事だからチャチャっと終わらせようと思ってやり始めたら、なんかこだわりたくなっちゃって、真夜中に絵の具とか出し始めちゃったんです。

(笑)。没頭していますね。

気づいたら明け方3時でした(笑)。

そんなに! もし今まとまった時間ができたらやりたいこと、ありますか。

なんでもいいんですか? う〜ん、なんだろう。やっぱり旅行に行きたいですかね。

旅行、よく行かれるんですね。

基本的に近場が多いですけど、ワンシーズンに一回、3か月に一回ぐらいは行っていると思います。少し前ですが長野県とか石川県とかにも行きました。新幹線で行くこともあるけど、車で行くことも多いです。実は免許を持っていて運転もできるので。

今一番行ってみたいところは、ズバリ?

佐賀県に行きたいです。最近、知り合いからMILKBREW COFFEE(ミルクブリューコーヒー)っていうのをもらったんですが、これがとっても美味しくて! まさにときめいちゃったんですよね。ミルクブリューコーヒーは冷たい水でゆっくり抽出する新しいコーヒーの抽出方法のことで、酪農家とコーヒー屋さんが共同で作られているそうなんです。で、その場所が佐賀県ということで、実際に行って飲んでみたいなって思っています。通販もやっているようなんですが、朝搾りたての一杯をどうしても飲んでみたくて……!

一杯のために佐賀県を選ぶ小西さんの強い意志を感じます(笑)。

気になったら、もうそれしか頭になくなっちゃうんです。

ダイビングのライセンスを取得したきっかけは「リトル・マーメイド」

その他にも、海にもときめいているようですね。SNSの投稿も海岸や水面の写真が多いのが印象的です。

そうなんですよね。母は海が好きな人だったので、幼い頃からたくさん連れて行ってもらっていて。海で泳ぐのはもともと大好きだったんです。これまであまりアクティビティに挑戦してきたことがなかったんですけど……遂に念願だったダイビングのライセンスを取りました!

そこまで!? なぜライセンスまで取得しようと思ったのでしょうか。

これも本当に単純な動機で……。映画『リトル・マーメード』の実写予告編を観たときに「あ、海の中ってすごいかも」って感動したんです。映画ではCGだと思うんですけど、映画で描かれる美しい海の様子を見ていたら本気で「私も海の中に入りたい」と思うようになって。ちょうど時間があったタイミングだったので、調べて合宿に参加しました。

行動力に感服します。実際、海の中はどうでしたか。

自然は雄大で、人間はちっぽけだなと感じましたね。海の底では生き物がのびのびと生きていて、恐ろしいくらいに感動しました。それに、初めてのことを一から学んだり、目に見える目標に向かって挑戦するのはとても良い時間になりました。

ライセンスを取得されてから、どこか潜りには行かれましたか。

それがまだ行けていないんですよ。合宿の海洋実習で潜ったのが最後なんです。いつかオーストラリアあたりの海に潜って、日本では見られないような生き物を見てみたいですね。

ライセンスが活きるような役やお仕事も増えていくといいですね。

たしかに。待っています(笑)。最近はお仕事だと、水上スポーツで人気のSUPや渓谷を探検するシャワークライミングにチャレンジしました。どちらも楽しかったですね。

明日生きているとは限らないから、自分を貫き続けたい。目標は「コジコジ」

アクティブですね。新しいことを始めるときに、怖気付いてしまうことはありませんか?

あまりないです。というのも、私は究極「人間って誰しも最終的には死んでしまう」と思っていて。 だから人の目や世の中の目を気にしていても、しょうがないっていうか。自分も他人もいつ死ぬかなんて、誰にもわからないじゃないですか。「明日あなたは死んでしまいます」ってわかっていたら、たぶん誰しもチャレンジすると思うんです、悔いを残したくないから。でも私たちだって明日死ぬ可能性はゼロじゃないわけで。そうやって考えると、やりたい! と思ったことは素直に行動に移したほうがいいかなって思うんです。

後悔先に立たず、ということですね。

まずやってみて、ダメなら次に行けばいいじゃんって思うタイプです。これはお仕事でも同じですね。私はこの世界に足を踏み入れた頃、事務所や作品のオーディションに落ちまくっていたんですが、それでも理想とする環境や仕事のオーディションを受ける機会があったときは、まずやらないとって思っていました。身の丈に合っていないかも、とかそういう心配をしていても、まずやらないと前に進めないことに変わりはないので。

内に秘める熱いものを感じます。

こだわりが強すぎて、頑固になってしまっている部分が結構あると思うんですけど、さくらももこさんの「コジコジ」みたいだなあって(笑)あれくらい振り切って生きていたいなって思っています。

さくらももこさんの作品もSNSにあがっていましたね。展示にも行かれたんだとか。

はい、さくらももこさんが紡ぐ言葉がとても素敵で。なかでも「コジコジはコジコジだよ」っていうスタンスを貫くコジコジが大好きです。かっこいいですよね。

小西さんにとってコジコジの存在は大きいんですね。

人生で出会えてよかったものの一つですね。自分の軸はブラさずに、そして周りにハッピーの影響力を振りまくことができるような人でありたいです。

二回にわたって仕事やプライベートでの“初めての始まり”について素直な言葉で語ってくれた小西さん。嘘をつかずに、直感を信じてまずはやってみる……そう繰り返した先に、小西さんのような、時に大胆かつプレッシャーに負けないマインドは宿るのかもしれない。

前編はこちら。
「芝居している瞬間は嘘がないように。小西桜子が語る役者としての心構え」

俳優
小西桜子(こにし・さくらこ)

1998年3月29日生まれ。埼玉県出身。応募総数3,000人のオーディションを勝ち抜き、映画『初恋』(2020)のヒロイン役に選ばれ、一躍話題となる。趣味・特技は、水泳、映画鑑賞、絵を描くこと。主な出演作に、『映像研には手を出すな!』 (2020)『猿楽町で会いましょう』(2021)、ドラマ『死にたい夜にかぎって』『ANIMALS‐アニマルズ‐』『スイートモラトリアム』などがある。10月27日公開『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』を控えている。
Instagram:@sakurako_kns

映画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』
記憶喪失だが、不思議な力を持つ草介(辰巳雄大)。男の傍に寄り添い、全てを知る謎の男・光蔭(浜中文一)。輪廻転生して生まれ変わった女優の卵・舞(小西桜子)。永き時を経て3人が再び出会ってしまったことで、誰もが予想だにしない衝撃のラストを迎える!!

 

10月27日(金)より、新宿バルト9ほか全国公開
https://bokura1000.jp/movie/

 

出演:辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)、浜中文一、小西桜子、筒井真理子
監督:菊地健雄
脚本:保坂大輔
音楽:吉川慶
主題歌:ふぉ~ゆ~「心つないで」
製作幹事・配給:東映ビデオ
製作プロダクション:アルタミラピクチャーズ
©僕らの千年プロジェクト ©2023映画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』製作委員会

CREDIT

Photo:Nanako Araie
Interview&Text:Ayuka Moriya
Direction:Hinako Masuyama

SHERE

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HATSUDO編集部 by ヤマハ発動機

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