小谷実由の「走り出した原点に戻れる大切な場所」|トキメキが発動する10の瞬間
人生に大きな影響を与えた運命の瞬間から、日々の小さな幸せまで。トキメキが発動する10の瞬間を語る「10 MOMENT」。
今回の語り手は、モデル・執筆・クリエイターとのコラボ企画など多様に活躍する「おみゆ」こと小谷実由さん。「トキメキや好きな気持ちは、すごく個人的なもの。だからこそ、その瞬間に気付ける自分でいたい。」と語る、彼女のトキメキが発動する10の瞬間とは?
2023.09.01
INDEX
1. 猫
手が届きそうで届かない、愛猫“しらす”とのちょうどいい距離感
しらすは猫らしい猫で、抱っこされるのもあんまり好きじゃないんです。それでも私がいつもしつこく構ってしまうので、噛みつかれて怒られることもしばしば。でも、私が落ち込んでいるとスッと近くに寄って来たりして、意外と人のことをよく見ている猫だと思います。一筋縄ではいかない性格がより彼のことを想像させてくれるし、ちょっとだけ何を考えているのか分かったかも...と思える瞬間がたまりません。距離感がちょうどいいですね。泊まりの仕事のためにスーツケースを取り出すと、その周りをウロウロしながらすごく嫌な顔をするんです。泊まっている日に電話で様子を聞くと、玄関の方を見てずっと座ってると聞いて......! でも、帰ると知らんぷりなんですよね。手が届きそうで届かないところも、愛おしいです。
2. アザラシ
絵文字から始まった、アザラシの世界🦭
iPhoneのアザラシの絵文字がすごく可愛くてインスタでいっぱい使っていたんです。そうしたら“アザラシがすごく好きな人”と思われたようで…!ある日、 『寝ても覚めてもアザラシ救助隊』という本が事務所に届いたんです。
北海道にある「オホーツクとっかりセンター」という、日本で唯一のアザラシ保護施設で働く飼育員の岡崎雅子さんのエッセイなんですけど、アザラシの可愛さはもちろん、幼い頃からアザラシが好きすぎて働くようになったという岡崎さんのストーリーや保護の実情など、この本を読むことで一気に多くのことを知ることができて大好きになったんです。今一番行きたい場所は、とっかりセンター。それぐらい、ハマっています。