台湾の記憶と重なる“青”。フィルムに焼きつく色の感覚
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name:Hilomi
occupation:PR
Instagram:@1ilill3
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shirt:Ralph Lauren
pants:MAATEE&SONS
shoes:ドイツ軍ジャーマン
2025.06.06

INDEX
Q1.トキメキが発動していることは?
一番ときめいているのは写真です。フィルムによって色のニュアンスが変わるのが面白くて、撮るたびに発見があります。
Q2.きっかけは?
カメラを始めたのは18歳のとき。父が使っていた富士フイルムのカメラを借りて、フィルムで写真を撮ったのがきっかけでした。それ以来、ずっと撮り続けています。
現在はアパレルブランドのPRとして働いており、ブランドに関わる撮影でカメラを使うこともあります。自分の“好き”が仕事と重なる瞬間は嬉しく、今では仕事とプライベートのどちらでも、写真が自分の軸になっています。

Q3.トキメキポイントは?
“色”にトキメキます。映画を観ていても、ストーリーより色に目がいってしまうくらい。なかでも、青に惹かれます。フィルムによって青の出方がまったく違い、その個性の違いが面白くて、つい青が入る場所を選んで撮ってしまいます。
子どもの頃、台湾に住んでいた時期があり、台湾映画の影響もあるのかもしれません。湿度を表す色として“青”がよく使われていて、全体を通して“青”という色を大切にしているように感じます。その感覚が、自分のなかにも残っている気がします。
写真は、誰かと一緒にいるときに撮ることが多いです。ポートレートを中心に、水道の濡れ跡や街に残る小さな痕跡など、人の気配がふっと感じられる風景にも惹かれます。
Q4.これからやってみたいことは?
ショートフィルムを撮りたいと思っています。構成や出演する人、尺などもある程度決まっていて、今は休日を使って自主制作の準備を進めているところです。スマホで縦動画を観るのが当たり前の今だからこそ、あえて横構図でつくってみたい。そして、動画でも色の表現にこだわり、写真とは違う“動きのある色”を追いかけたいです。
